6台のGoProで同時に撮影した動画を、一つの360度動画に編集する為にKolor社から提供されいてるオーサリングツールAutopano Video Proを使用します。本ページではAutopano Videoを使用した基本的な360度動画の作成方法について紹介致します。
Autopano Videoを起動後、同時に撮影された6つの動画ファイルを選び、ドラッグアンドドロップします。
“Synchronization”ボタンを押すと下(写真)のような画面が出ます。“Audio(音)” ”Motion(動き)”のどちらかにより、6つの動画の同期を行います。同期位置が正常に検出できると”Accurate synchronization found.”が表示され、Applyボタンを押して同期位置が反映されます。
続いて”Stitch”ボタンを押すと下(写真)のような画面が出ます。今回はGoproの合成(スティッチ処理)のため、Stich asから”GoPro Hero 3+/4″を選択し、”Stitch”を押します。スティッチ処理が完了すると画面右側に合成した画像が表示されます。画像左下にある“Edit”を押すと、Autopano Gigaが起動し、水平調整や明るさ調整などを行えるようになります。
新しく開いたウィンドウにて“編集”をクリック(写真左)すると、再度新たな画面が表示されます。4つの矢印で構成されているアイコンをクリックし、画像をドラッグすると水平状態の調整作業を行う事が可能になります。
グリッドラインを目安に、地平線や建物などが水平・垂直になるように、ドラッグしながら画像を動かしていきます。目視で水平調整が完了後、このウィンドウは閉じます。閉じる際にファイルを保存するか尋ねられるので任意の名前でファイルを保存します。
水平調整した内容が反映されている事を確認し、“Render”ボタン(黄色い四角で囲ったボタン)をクリックします。Renderウィンドウで任意の幅と高さに設定後、”Render”を押すとレンダリングが始まります。
動画自体の長さやRenderウィンドウで設定した解像度によって編集時間が変わります。1~2分程度のものだと5分弱、7~8分のものだと30分弱みておくと良いかと思います。(所要時間はPCのスペックに依存します)