zSpace

zSpace Inspireとは？

zSpace Inspireは、裸眼での3D立体視ディスプレイと、専用の6DoF (Degrees of Freedom)スタイラスに加えて、強力なインテル® Core™ プロセッサーとNVIDIA® GeForce® RTX 30シリーズを搭載した、STEM教育やクリエイティブ向けハイエンドノートPCです。

VR/AR向けを含む3Dオブジェクトをゴーグルなしで

VR/AR向けを含む3Dオブジェクトが、ゴーグルなしに目の前へと明瞭に浮かび上がります。ヘッドマウント型(HMD)とは異なり、実際の視界を完全にさえぎることなく自然な状態での操作が可能となり、長時間の利用でも首の疲れなどを感じません。

直感的に思いのままに操作

専用6DoFスタイラスで実際に触れているような直感的な操作を実現します。2次元では理解することが難しい複雑な形状や動きの表示を360度好きな角度で自由に拡大・縮小、断面など直感的な操作で空間の物体を自由自在に操作が可能です。

zSpace Inspireで実現できること

学習

裸眼でVR/ARデバイスに近い体験が可能なことから、ストアでは科学や医療などSTEAM教育向けの対応学習アプリが充実しています。

開発・展示

Unityなどの開発環境に対応し、医療・工場のラーニング用途や、エンターテイメント用途の開発・展示にも活用できます。

販売・開発

カディンチェではzSpaceの販売代理店として「zSpace Inspire」 シリーズの販売のほか、専用アプリケーション開発を手掛けております。お気軽にお問い合わせください。

開発実績

サンワカンパニー様

zSpaceを用いたインテリアシミュレータを開発しました。

セイコーミュージアム様

zSpaceを用いた時計のVRシミュレータを開発しました。

zSpace対応STEAM教育アプリケーション

多様なアプリケーション

zSpaceは主に中高のSTEAM（Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)敎育や職域教育の現場で使われております。https://zspace.com/appsを使用することで Art, Earth and universe, ELA: English Language Art , Engineering Design, Geography, Life Science, Mathematics, Model, Physical Science, Social Science, Tutorial, その他 など12種類のカテゴリー、約3000近いアプリを体験できます。

当社にあるデモ機で体験いただけるアプリ一覧

　zSpace 向けのアプリケーションは、こちら(https://zspace.com/apps)のzSpaceのページに全アプリケーションリストがありますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介いたします。これらのデモについては当社のデモ機にインストール済みですので、ご体験可能になっております。zSpaceの3Dディスプレイとスタイラスにより、ほとんどのアプリケーションにて3Dモデルの分解、回転、拡大縮小等の操作を実現しています。また、zSpaceのInspire以外の過去のハードウェアをご利用の皆様向けに、どのアプリがどの機種に対応しているかのリストはこちら(https://support.zspace.com/s/article/zSpace-Software-Matrix?language=en_US)にありますので、ご参照いただければと思います。

Studio

　zSpace Studioは探索のために作られました。何千ものモデルやツールを使って、比較、解剖、分析、測定することができます。2000種類を超える３Dの図形があり、基本動作の拡大縮小回転できます。さらに３D空間でのペイントや図形線、テキストの入力が可能です。
‍https://zspace.com/edu/info/zspace-studio

Learning Apps

　歴史や生物、化学などをStudioアプリを用いて３Dの図形を組み合わせて音声ガイドや文字で説明をしてくれます。

Vived Science

　人体解剖学、植物学、動物学、地球科学、微生物学などに関連するモデルを解剖することができます。VIVED Scienceは、自然の解剖学や機械的構造を学習・探索するための3Dインタラクティブ科学ソフトウェアです。下記の参考例ではサボテンの根っこを加えた全体の図形が表示され、カメラワークが３種類で、全体図、横から４つに分解された図、頭上からの図が選択できます。
‍https://zspace.com/edu/info/vived-science

Vived Anatomy

　人体を表示し、空間的な関係をこれまでになく認識することができます。VIVED Anatomyは、あらゆるレベルの医療従事者や学生が解剖学を見せたり学んだりするために使用されています。バーチャル解剖機能により、ドライラボの解剖を簡単に、魅力的に、インタラクティブに行うことができます。ラボセッションを設計して保存し、クイズ問題を作成してカリキュラムをサポートします。VIVED Anatomyの人体は完全に解剖可能で、ラベル付けもされているので、カリキュラムをパーソナライズすることができます。下記の参照例では人間の頭蓋骨を操作可能で、骨を細かく分解ができています。また、歯を一本一本選択、分解ができます。
‍https://zspace.com/edu/info/vived-anatomy

Fun2 Electrical and Electronic Technology

　Fun2 Electrical and Electronic Technologyでは電子工学の理論を基礎から学べます。電気電子技術者向けソフトウェアは、電子工学の基礎理論に基づき、テキスト、VRモデル、アニメーション、インタラクションを組み合わせることで、学生にとって必ずしも容易ではない概念や原理を実証しています。電気・電子の基礎講座の要件に基づき、先生はこれらのモジュールに含まれるさまざまなリソースを選択し、必要に応じて使用することができます。下記の参照例では、直流回路、正弦関数、電磁気、変圧とモーターの4つのカテゴリーで電気回路や技術が３Dモデルを用いてみれます。https://zspace.com/edu/info/electrical-and-electronic-technology

裸眼3D立体視SpatialLabsディスプレイと
6DoFスタイラス

裸眼3D立体視SpatialLabsディスプレイ

zSpaceの15.6型ディスプレイには、裸眼3D立体視液晶モニター技術 SpatialLabsを採用しています。
裸眼3D立体視モードではディスプレイ上部のアイトラッキングカメラが目と顔の動きを認識し、左右の目に合わせた映像を再形成することで、クリアで鮮やかな立体映像を実現します。標準でSpatialLabs Go、SpatialLabs Player、SpatialLabs Model Viewerがプリインストールされています。これらのアプリを利用することで、3Dモデル制作中の3D立体視表示も可能になります。
通常の2Dモード時は、4K 3840×2160ドット、Adobe RGB比100% デルタE 2 未満の高精度かつ高色域のクリエイター向けディスプレイとして動作します。

6DoFスタイラス

専用の6DoF (Degrees of Freedom)スタイラスは、空間上の位置やスタイラスの傾きを外部やスタイラス内蔵のセンサーが検知しています。また、振動機能によるフォースフィードバックにも対応しています。これにより、裸眼3D立体視で表示された3Dオブジェクトをつかむ、回す、拡大・縮小するといった直感的な操作を実現しています。

スペック

zSpace Inspire ProとzSpace Inspireは同一の筐体を使用しております。
CPU、GPU、メモリー、ストレージが異なります。