Pixotopeとは?
Pixotope
バーチャルプロダクションソリューション
ノルウェーPixotope Technologies社「Pixotope(ピクソトープ)」は、バーチャルプロダクションを提供するソフトウェアベースのソリューションです。Pixotopeを用いたバーチャルプロダクションスタジオでは、バーチャルスタジオやインカメラVFX撮影に対応した仮想セットの組み上げから、レンダリング、キーイング、カメラトラッキングシステムとの連動など必要な機能がすべて含まれています。
ライセンス販売・設備コンサルティングをご提供
カディンチェでは「バーチャルプロダクション」を用いたスタジオの導入を検討されている撮影スタジオ、教育機関などの企業様に向けに「Pixotope」を国内正規代理店として販売。ライセンス販売のほか、設備のコンサルティングも提供しています。
Pixotopeで実現できること
CGで制作されたバーチャルシーンやバーチャルスタジオのセット上に、実写で撮影された出演者を合成することで、実際のスタジオで撮影しているかのような自由なカメラワークによる合成映像をリアルタイムレンダリングできます。
様々な撮影方法が可能
Pixotopeの導入により、カメラトラッキングシステムと連動した背景にLEDウォールを用いたインカメラVFX撮影や、グリーンバックを用いたCGによるバーチャルスタジオ撮影、ARによるCGオブジェクトの合成撮影が可能になります。
機材やスタジオ環境へ柔軟に対応
撮影・合成環境はUnreal Engine(UE4/UE5)上にて構築され、UHD/4Kフォーマットと32bit HDRに対応したリアルタイムかつ高品質なレンダリングを実現。様々な撮影機材やスタジオ環境へと柔軟に対応できます。
Pixotope Sizzle Reel 2022
「代官山メタバーススタジオ」
松竹株式会社、ミエクル株式会社とともに、2022年1月より国内でいち早く運用を開始したバーチャルプロダクションスタジオ。「Pixotope(ピクソトープ)」と大型LEDウォール、グリーンバック、カメラトラッキングシステム(RedSpy)を組み合わせて運用。
2022年1月25日の歌舞伎公演『META歌舞伎 Genji Memories』のライブ配信を皮切りに、多くの撮影事例でバーチャルプロダクションを活用しています。
バーチャルプロダクション撮影 LEDウォールを用いたVFX Demo real
META歌舞伎 Genji Memories
Pixotopeの主な機能と事例
全てが揃ったバーチャルプロダクションスタジオPixotopeを用いたバーチャルプロダクションスタジオでは、バーチャルスタジオやインカメラVFX撮影に対応した仮想セットの組み上げから、レンダリング、キーイング、カメラトラッキングシステムとの連動など必要な機能がすべて含まれています。
VS(バーチャルスタジオVirtual Studio)
CGで制作されたバーチャルシーンやバーチャルスタジオのセット上に、実写で撮影された出演者を合成することで、実際のスタジオで撮影しているかのような自由なカメラワークによる合成映像をリアルタイムレンダリングできます。
Pixotopeでは様々なカメラトラッキングシステムと連携しており、連携するカメラトラッキングシステムの選択や各種の設定を行うだけで連携が可能です。
また、クロマキー機能が入っており、カメラ映像のグリーン部分を選択するだけでリアルタイムにキーイングが可能です。平均化もされているため、多少色の差があっても高精度なキーイングが可能です。
バーチャルスタジオの調整はUE上でも可能ですが、Pixotope上でもオブジェクトの調整やイフェクトの調整や色補正等が可能で、直感的なUIで操作が可能です。
カラーグレーディング機能も入っており、カメラの映像、CGそれぞれにポストプロセスを行うことが可能で、合成後の映像も色調整が可能なため、全体的な映像のクオリティを上げることが可能です。
【Kadinche】Pixotope Virtual Studio
AR(拡張現実Augmented Reality)
現実の撮影現場に対して、CGで制作されたキャラクターやオブジェクトを3次元の座標上に配置して映像に合成。スポーツやニュース番組のライブ配信の自然なCG合成や、バーチャルライブなどでみられる人とアバターの共演も可能にします。
PixotopeではAR合成に合わせた反射、シャドウ、アルファ⽤の個別の出⼒を備えた外部合成パイプラインがあるため、環境光に合わせてた影を調整することで、実在感のある映像が撮影出来たり、反射素材がカメラの画角の中にある場合でも、AR合成したCGの反射が素材の見え方に合わせて調整が出来ます。
また、半透過素材のCGを置いた場合にも、CGだけでなく、カメラの映像にも半透過の処理が追加出来るため、実在感のある映像演出が可能です。
ARでは、高価なカメラトラッキングシステムを使わず、スマホを利用することで、簡易的なカメラトラッキングも利用可能です。(簡易利用のため、高精度な合成には対応していません。)
【Kadinche】Pixotope AR
XR(クロスリアリティ EXTENDED REALITY)
カメラのレンズを通じて、演者と背景の大型LEDウォールにレンダリングしたCGのバーチャルシーンを撮影。In Camera VFXとも呼ばれる手法で、CM・映画・ドラマ撮影ではロケのコストを削減しやすいことに加えて、レンズを通した撮影やLEDウォールの発光により合成よりもシームレスな映像を撮影しやすいことから導入が増えています。InCameraVFXの場合、LEDは背景としてしか使えないため、奥行きの表現が難しいが、小物を活用することで奥行き感を出すこともできます。
Pixotopeでは、XR機能として、XR Wallアクターという機能では、LEDに投影する部分を直感的に調整が可能です。
また、LEDの外側のCGを合成できるExtention機能では、LEDのサイズに限定されない撮影が可能です。Extention機能ではLEDの中と外の映像の差を極力減らす調整が必要ですが、カラーマッチングキャリブレーション機能を利用することで、自動で色の調整を行うことが可能です。
ExtentionではXR用とAR用の2台のPCが必要になりますが、2台のPCを連繋させることが可能で、オペレーションの負荷を抑えることも可能です。
【Kadinche】Pixotope XR
海外での事例紹介
VS(バーチャルスタジオVirtual Studio)
CGで制作されたバーチャルシーンやバーチャルスタジオのセット上に、実写で撮影された出演者を合成。実際のスタジオで撮影しているかのような自由なカメラワークによる合成映像をリアルタイムレンダリングできます。
バーチャルスタジオ(VS)映像:Pixotope Teleports Prince of Norway to California
ノルウェーのハーコン皇太子と、カリフォルニア州のスタジオとリアルタイム中継。グリーンバックによるバーチャルスタジオ撮影により、あたかも全員がカルフェルニアのスタジオにいるかのような映像の合成を実現しています。これまで、インタラクティブな中継は特別な設備等が必要でした。グリーンバックスタジオとPixotopeによるバーチャルセットを構築するだけでリアルタイムレンダリングを実現しています。
AR(拡張現実Augmented Reality)
現実の撮影現場に対して、CGで制作されたキャラクターやオブジェクトを3次元の座標上に配置して映像に合成。スポーツやニュース番組のライブ配信の自然なCG合成や、バーチャルライブなどでみられる人とアバターの共演も可能にします。
拡張現実(AR)映像:League of Legends champion makes her first real-time AR debut
3Dオブジェクトやアバターを現実の撮影現場にマッピングし、映像を合成。ライブなどの演出に応じた照明や影、VFXエフェクトなどをリアルタイムに合成したライブ映像の制作も可能です。
拡張現実(AR)映像: We boosted Super Bowl with Augmented Reality
本来であれば大規模な費用がかかる合成作業も、Pixotopeを用いれば従来よりも小規模な予算での制作を実現できます。
XR(クロスリアリティ EXTENDED REALITY)
カメラのレンズを通じて、演者と背景の大型LEDウォールにレンダリングしたCGのバーチャルシーンを撮影。インカメラ VFXとも呼ばれる手法で、CM・映画・ドラマ撮影ではロケのコストを削減しやすいことに加えて、レンズを通した撮影やLEDウォールの発光により合成よりもシームレスな映像を撮影しやすいことから導入が増えています。
XR(クロスリアリティ)映像:Pixotope drives live XR graphics for Dota 2 International Championship
Extentionではスタジオ撮影にXRとLEDウォールを使用。ARとも組み合わせることで、LEDウォールのサイズにとらわれず、スタジオ全体回り込むような奥行きのある背景を実現しています。
次世代の映像をPixotopeで
カディンチェ株式会社はPixotopeの国内正規代理店として、製品販売はもちろん、コンテンツ制作支援やデモンストレーションも承っております。
最先端のバーチャルプロダクションのコンテンツ制作をぜひpixotopeで。
Pixotopeの日本語での機能概要やパンフレットについては、三友のページもご参照ください。