感染症予防や自然災害による交通機関の麻痺等により、展示会・講演会・スポーツイベント等が実施できないケースが増えてきました。現地を訪問して顔を合わせたり、本物の存在感を感じたり、友人・アーティスト・スポーツ選手との時空間の共有が素晴らしいのは言うまでもありませんが、それが難しい場合には情報技術・VR技術が代替案になるのではと考えております。
当社では、創業以来空間表現技術と題して技術開発をして参りました。VRやヘッドマウントディスプレイがいまほど普及する前から、バーチャルイベントソリューションとして、360度写真や360度動画を活用したコンテンツ開発・プラットフォーム提供を行っております。PanoPlaza Tourでは、お客様が撮影した360度写真を当社クラウドサービスにアップロードして、複数の360度写真を連携させることで、Googleストリートビューのようなバーチャルツアーコンテンツを作成できます。展示会の準備はしてしまったものの、お客様を受け入れられないご状況の場合などにコンテンツとして保存しておくのはいかがでしょうか?
また最近では、CGベースの仮想空間を使用したクラウド型プライベートVRサービスも提供しています。本サービスでは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)で体験できる目的特化型3D仮想空間を提供しています。各参加者・出店者はそれぞれアバターとなり3Dメタバースに共存し、そこで展示会・講演会・コンサート体験などを同時体験できます。アバター同士は音声通信はもちろんのこと、頭や手の動きなどのモーションデータもアバターに反映することで、テレビ電話以上に共存感を得られるものになっています。また3D空間でPDFの資料や動画を再生できるようにすることで、講演などの実施も可能になっています。
このような社会的危機状況に、XR(Extended Reality) Engineering Firmとしてできる社会貢献をすべきという考えで本記事を書きました。もしお手伝いできそうなことがありましたら、お気軽にご連絡を頂ければと思います。