慶應義塾体育会アメリカンフットボール部主催のイベントであるUNIFES2014において、パノラマ動画・空撮動画・ウェアラブルカメラ動画を用いたスポーツ疑似体験の取り組みに協力しました。これは、慶應義塾大学SDM研究所スポーツデザイン・マネジメントラボ
と慶應義塾体育会アメリカンフットボール部の共同企画「最新メディア技術を使ったアメリカンフットボール疑似体験イベント」として2014年5月17日に実施されたものです。
イベント当日は慶應義塾大学ユニコーンズ対京都大学ギャングスターズの対抗戦を午後のメインイベントとして、午前から来場者(ユニコーンズOBの親子連れや小学校から高校までのアメフト関係の学生等)に向けて映像体験ブースやアメフト関連の遊具等で遊んで頂き、よりアメフトへの理解を深めて頂こうという趣旨でイベントが企画されました。
イベントの約4ヶ月前から企画・準備が始まり、いろんな手法で練習風景を撮影し、事前・当日のプロモーションにそれらを利用しました。
・ウェアラブルカメラ動画・空撮動画:上記のYoutube用プロモーション
・ウェアラブルカメラ動画・空撮動画:イベント当日会場での上映
・パノラマ動画:イベント当日会場でのエアドームでの上映
なお、動画の編集はユニコーンズさん、空撮はGeoBeeAirさん、エアドームのコーディネーションはマイクロミュージアムラボラトリーさんが担当して下さいました。
パノラマ動画では、練習中のコートに全方位カメラを設置して、グランド中央から半分がオフェンス、半分がディフェンスが写るようにして撮影をしました。当日のエアドームへのプロジェクションでは、大学のホール内にエアドームを設置し、高解像度プロジェクターを用いて視野角約180度の映像を、映っている選手が実寸大になるように投射しました。参加者の方からのフィードバックは概ね好評で、エアドームで広視野角映像を見ることや、実寸大サイズでのスポーツ観戦を楽しまれていたようでした。またエアドームでの上映コンテンツについては、ウェアラブルカメラ動画による主観映像や、スポーツからは離れるが星空や動物を見てみたいというご意見も頂きました。
スポーツイベントへの映像コンテンツ提供・映像関連ブースを展示するのは初めての経験になりましたが、コンテンツを事前・当日・事後も利用できること、特に当日は映像だけでなく大音量の音楽を使用したり、実際に身体を動かしながらエアドームに入る体験を提供できる等、今後の可能性を大いに感じる企画になりました。2020年に向けて、東京は盛り上がってくると思いますが、引き続きスポーツ×映像での取り組みを進めたいと思っています。