⽇本の観光体験⽤XR・通信基盤技術の開発として、屋内観光施設(博物館や美術館を想定)を対象としたMixed Realityガイドシステムとそれに必要なソフトウェア群の開発を⾏いました。
⽇本の観光体験⽤XR・通信基盤技術の開発として、屋内観光施設(博物館や美術館を想定)を対象としたMixed Realityガイドシステムとそれに必要なソフトウェア群の開発を⾏いました。
カディンチェ株式会社では、2020年1⽉に東京都中⼩企業振興公社「令和元年度次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業」に採択されて以降約3.5年間に渡り、⽇本の観光体験⽤XR・通信基盤技術の開発に取り組んでまいりました。2023年6⽉で本助成事業が完了したため、当該事業で開発していたソリューションを広く提供開始させていただきます。ご関⼼のある博物館・美術館関係者の皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
⽇本の観光体験⽤XR・通信基盤技術の開発として、屋内観光施設(博物館や美術館を想定)を対象としたMixed Realityガイドシステムとそれに必要なソフトウェア群の開発を⾏いました。これら観光施設への来訪者は、MRヘッドマウントディスプレイ(Microsoft HoloLens 2、Magic Leap 2、またはスマートフォン等)を装着して館内を周遊することで、展⽰物に関する説明を⽬と⽿で楽しめます。従来のQRコードや展⽰番号を押してオーディオガイドを聞くようなシステムと⽐較して、館内の位置や展⽰物をシステムが⾃動認識することで、各種コンテンツも⾃動的に再⽣される仕組みになっています。
システムを導⼊するにあたり、以下の構成要素が必要になります。
1, ハードウェア
お客様にレンタルするMRヘッドマウントディスプレイやスマートフォンなどのハードウェア。ガイドシステムを⼀般公開のスマートフォンアプリケーションとして実装する場合は、これらのハードウェアを観光施設側が準備する必要はなくなります。
2, ソフトウェア
MRヘッドマウントディスプレイやスマートフォンで動作するアプリケーション⼀式を当社から提供いたします。このソフトウェアには、以下のコンテンツを内包します。
3, コンテンツ
館内のどこに何を配置して、それをどうお客様に体験いただくかを設計した上で、MRコンテンツの制作を⾏います。オーディオによる解説はもちろんのこと、静⽌画、動画、3Dモデル等も利⽤可能です。多⾔語対応をすることで、インバウンド旅⾏者向けのコンテンツ制作もできます。
本システムを使⽤した先⾏実証実験を2022年9⽉に⽔⽊しげる記念館(⿃取県境港市)にて⾏いました。実験のレポートや動画はこちらのページに記載がありますので、ご参考にしてください。
また実験的な機能として、観光地でのMR体験を、遠隔地にいるVRユーザにもリアルタイムに共有するMR-VR体験共有機能についても開発いたしました。旅⾏体験というのは昔から写真や動画で共有したくなるものでした。最近ではSNS等を利⽤して現地から旅⾏体験を発信する旅⾏者も増えています。これらをさらに⼀歩進めるために、観光施設でのMR体験を、その場にいないVRユーザに共有する仕組みを開発しました。VRユーザ側では、事前に3Dスキャンした観光施設のデータを⽤いることで、現地にいるMRユーザと仮想空間内でリアルタイム⾳声通話とアバターでのモーションコミュニケーションを通じて、体験を共有できます。
当社としては、2023年-2024年には国内でのMRガイドシステム利⽤事例の創出を⽬指しております。博物館や美術館でニーズがあるのに、まだ我々が実装できていない機能もあるかと思います。システムの実証や機能の充実を⽬指すべく、新しい博物館・美術館体験を作られたいお客様からのご連絡をお待ちしております。