ステレオカメラ、ライブ伝送システム、ヘッドマウントディスプレイでのステレオ動画確認を用いた、重機の遠隔操作に使用できるシステムです。
カディンチェ株式会社は、大成建設株式会社の、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を用いて、遠隔地にいながら実際に搭乗している感覚で重機を操縦できる、臨場型映像システム『T-iROBO Remote Viewer』について、株式会社インタニヤとともに開発協力をしました。
臨場型遠隔映像システム
本システムでは、重機側にステレオ魚眼カメラを設置し、その映像を遠隔地にいる操縦者のHMDにリアルタイムで伝送することで、奥行きや距離感などを確認しながら重機の操作ができるようになっています。ステレオ魚眼カメラに使用するレンズを広角なものにすることで、操縦者がHMDの向きを動かすと映像も連動して見たい方向になり、通常のレンズより広範囲の作業領域を確認できます。
本システムは災害対応や高放射線状況下での復旧工事を想定して開発されましたが、当社ではこれらの用途に限らずパノラマ映像、ヘッドマウントディスプレイ、通信技術等を用いて、建設現場や工場でのバーチャルリアリティ技術の活用を進めていく予定です。
※画像は、大成建設様プレスリリースに使用されている2つの画像を利用させて頂いております。