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Virtual Production / XR Contents Production

Virtual Production / XR Contents Production
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バーチャルプロダクションとは

これまでもグリーンバックを利用した撮影が行われていましたが、撮影の後にポスプロで3DCGとの合成を行う撮影が一般的でした。

しかし、近年、リアルタイムに様々な処理が出来るようになってきたことから、カメラのトラッキングシステムと組み合わせた、バーチャルプロダクションと呼ばれる、撮影と同時にリアルタイムにクロマキー合成を行う撮影が行われるようになっています。

リアルタイムに合成が出来ることから、演者を含めて、関係者が映像をチェックしながら撮影が出来る、屋内で撮影が出来ることから、時間帯や天気の制約を受けない、などのメリットから、CMだけでなく、ハリウッドでの映画やNetFrixのドラマ、大河ドラマでも利用されるようになっています。

カメラトラッキングシステム

バーチャルプロダクションでは、リアルタイムにCGを合成する際にカメラワークに合わせてCGのレンダリングを行うため、カメラの位置情報の取得や、カメラのレンズ情報の取得が重要になっています。

カメラに取り付けた赤外線カメラとマーカーを利用したトラッキングシステムや、特徴点を利用したカメラトラッキングシステムなど、各社様々な方法で、カメラトラッキングシステムが販売されています。

グリーンバックを利用した撮影

グリーンバックを利用したバーチャルプロダクションの撮影では、リアルタイムにクロマキー処理を行い、合成を行います。
3DCGでレンダリングされた空間の中にいるような撮影が出来ることが特長ですが、クロマキー処理のためには照明をフラットに当てる必要があるなどの制約もあります。

InCameraVFX

背景にLEDディスプレイを利用したバーチャルプロダクションの撮影手法で、クロマキー処理が不要であり、LEDの自発光があることから、ガラスなどの透過や反射などのあるような撮影でも破綻せずに撮影が可能です。

一方では、カメラとLEDディスプレイとの距離感ではモアレが出てしまう、カメラワークや広角での撮影のためには大面積のLEDディスプレイが必要ですが、非常に高価、といった問題があります。

これまでの撮影手法との違い

バーチャルプロダクションは、これまでの撮影手法とは特にプロセスが大きく異なります。
これまでは撮影後に合成を行っていたことから、撮影した後から3Dモデルの修正など、CGの処理は撮影後が一般的でしたが、バーチャルプロダクションは撮影と同時に合成を行うため、事前に3Dアセットのセットアップが必要になります。LEDディスプレイでの撮影の場合にはLEDの色合いとCGの色合い、照明の明るさや色合いの調整など、こちらも撮影前に調整が必要な項目が多く、クオリティの高い動作撮影には事前の調整が欠かせません。

カディンチェが出来ること

グリーンバックを利用した撮影

4m×8m程度のエリアでグリーンバックを利用したバーチャルプロダクションの撮影が可能です。
カメラトラッキングシステムにはRedSpy、合成にはPixotope社のPixotopeGraphicsを利用しており、クロマキー合成やポストプロセスも可能です。

InCameraVFX

4m×2mの1.6mmピッチのLEDディスプレイがあり、InCameraVFXの撮影が可能です。
グリーンバックと同様、LEDへの投影にはPixotopeを利用しています。NanLiteでのフルカラー照明にも対応をしており、DMXと連動した撮影も可能です。

モデルのセットアップ

背景として利用する3DCGのアセットのセットアップも行っています。

事例

メタ歌舞伎

META歌舞伎

歌舞伎を題材にしたメタ歌舞伎の撮影を行いました。

tofubeats

ミュージックビデオの撮影を行いました。

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