360度動画・実写VRが企業での集合研修や観光客向けのエンタメコンテンツとして利用される事例が増えてきています。そのようなユースケースにおいては、講師や係員の操作で、複数台のヘッドマウントディスプレイが同時に再生するような機能が求められてきており、当社ではヘッドマウントディスプレイ向け360度動画同時再生システムの外販をしております。
本同時再生システムでは、講師用のWindows PC 1台とそれに無線LANで接続されたスマホ、Gear VR、Oculus Goといった複数台のヘッドマウントディスプレイが同期して動作します。具体的には、PC側で動画選択や再生開始ボタンを押すと、その他のヘッドマウントディスプレイにて同時に再生が始まり、みんなが同時に同じ映像の同じ箇所を視聴できるようになります。
・PCとヘッドマウントディスプレイの接続(同一の無線LANに接続される必要はありますが、インターネットに接続される必要はありません)
・再生する動画の選定(特定のフォルダに保存された360度動画を表示)
・PCとヘッドマウントディスプレイの同時再生
・早送り(10秒、30秒)と巻戻し(10秒、30秒)
・接続中の端末の確認(PC側機能)
・接続先PCのアドレスの設定(スマホ・ヘッドマウントディスプレイ側機能)
・単眼・複眼切り替え(スマホ・ヘッドマウントディスプレイ側機能)
・視点リセット(スマホ・ヘッドマウントディスプレイ側機能)
・Android を利用したスマホVR(ハコスコ等を想定)
・iOS を利用したスマホVR(ハコスコ等を想定)
・Gear VR
・Oculus Go
1. PCのビデオフォルダ(PC > ビデオ)と、OculusGoの内部ストレージ内のMoviesフォルダに再生したい動画をコピーします。
2. PC用アプリを起動します。
3. PC用アプリ画面下部の「サーバ IPアドレス」をメモします。
4. OculusGo用アプリを起動します。
5. OculusGo用アプリ画面下部の歯車アイコンをタップし、先程メモした接続先PCのIPアドレスを登録します。
6. OculusGo用アプリがPC用アプリに接続するのを待ちます。
※PC用アプリが起動していないなど、接続に失敗した場合は画面上部の接続ボタン(雲のアイコン)をタップすることで再接続を致します。
7. OculusGo用アプリの画面上部の雲アイコンにチェックマークがはいり、PC用アプリのUSERタブにOculusGo端末のIPアドレスが表示されれば準備は完了です。
PC用アプリ側で動画を再生すると、以下の状況がOculusGo用アプリに反映されます。
– 再生している動画
– 動画のシーク(早戻し/早送り)
– 再生/一時停止
– OculusGo用アプリは単体でも動作する他、PC用アプリと接続中でも独自に操作可能です。
– OculusGo側で独自操作をする場合は、下方向を向くと画面に操作メニュー表示用の歯車ボタンが表示されますので、そこから操作ください。
– PC側で操作があった際には、OculusGo側でその操作を強制的に行うように設計されております。
・鳥取県:星取県プロジェクトにてご利用
・某鉄道会社様
・某一般社団法人様