皆様、こんにちは。昨日、ついにiPhone5が発表されましたね。4インチRetinaディスプレイや、A6チップ搭載による従来比20%近くの減量・薄型化、処理速度の向上。処理速度の向上は2倍とも4倍とも、画像処理能力については16倍とも言われています。「iPhone史上 最大のアップグレード」と言うひとが居たり、「スマートフォン史上 最大のアップグレード」と言うひとも居たり、更には「家電製品で最大のアップグレード」という検索結果もちらほら。。最後のはさすがにどうかと思いますが。
「家電製品で最大のアップグレード」と聞いて、僕が個人的に思い浮かべるのは、今年6月に発売された「パナソニック ナノイー搭載 ビエラ」です。お肌の調子を整える微粒子イオン「ナノイー」がテレビから吹き出すわけです。今までは空気清浄機的なもの(?)からしか吹き出さなかった「マイナスイオン」がテレビから。しかも画質も良くて、音もキレイ。録画も簡単、省エネ設計。しかも「マイナスイオン」が飛び出す。なんと大胆なアップグレードだろうと思ったものです。まぁその話は関係ないないま…。
少なくとも「iPhone史上最大のアップグレード」だったiPhone5の発表でしたが、市場やアナリストの分析はけっこう冷静で、「大方予想通りの発表だった」と結論付けられている記事が多いようです。その見方を反映してか、アップルの株価はちょびっと上がっただけに留まりました。発表を待っていたファンやユーザーは、「概ね満足な内容だったけど、腰が抜けるほど驚く内容でもなかったかなー」みたいな反応でしょうか。しかし皆さんは、大事な部分を見落としているようです。きっとその機能が搭載されたことに注目する人も少ないからでしょう。その機能が搭載されていることをもっと多くの人が知ったら、アップルの株価はまた大幅に上がるかもしれません。PanoPlazaのスタッフが注目しないわけにはいかないその機能とは、「パノラマ撮影機能」です。
iPhone5には、シャッターを押さず、ビデオを撮るように撮影範囲を収める「スイングパノラマ」形式でパノラマ撮影ができる機能が搭載されているようです。この機能はどうも現在のiOSにも開発段階では盛り込まれていたと聞いたことがあります。OSの設定をいじって機能をActivateするとパノラマが撮れるとか撮れないとか。しかし今回のiPhone5では、正式な機能として採用されたようです。アップルのサイトにもちゃんと紹介されています。
メディア向けハンズオンでパノラマ機能を試した動画がありました。残念ながら、左右240度まで、つまり360度のパノラマ写真はとれないみたいですね。しかしいずれにしても、iPhoneにこうした機能が正式に搭載されたことによって、パノラマ写真の認知度や360度パノラマに対するニーズが高まり、ハードソフト含めて様々な技術が新たに生まれ、バーチャルツアーがもっと身近な存在になれば良いな、と感じました。