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最新360度カメラ「Gear360」と「LG 360 CAM」情報

2016
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2016年2月22日に、スペインのバルセロナで開催された世界最大級の携帯通信関連見本市「Mobile World Congress(MWC 2016)」において、Samsungが360度カメラ「Gear360」を発表しました。またLGも360度カメラ「LG 360 CAM」とヘッドマウントディスプレイ「LG 360 VR」を発表しました。

Gear360

Gear360は球形状のカメラで本体の前後に1500万画素センサーと画角195度でF2.0の魚眼レンズを2台搭載しています。解像度は360度動画が3840 x 1920画素(30fps)、360度静止画が7776 x 3888画素となっており、Ricoh Theta S(動画:1920 x 1080(30fps)、 静止画:5376 x 2688)と比較すると高解像の仕様となっています。
バッテリーは交換式で記憶媒体としてmicroSDカードを使用可能です。撮影したデータは、専用モバイルアプリで360動画/静止画に合成され、上下左右の全周囲映像を閲覧する事が可能です。対応スマホは「Galaxy S6/S6 edge」や次期新型スマホ「Galaxy S7/S7 edge」の4機種となっています。

撮影モードは多彩で、360度動画・360度静止画、片側のカメラを使用した通常撮影、タイムラプス撮影に対応しています。加速度センサやジャイロセンサを内蔵。また、防塵防水性能を備えているため、雨天時でも撮影する事が可能です。

LG 360 CAM

LG 360 CAMはRicoh Thetaに形状が似た棒型の360度カメラで、1300万画素センサーを2台搭載しています。撮影データは、4GBの内蔵メモリやmicroSDカードに保存する事が可能です。動画解像度は2Kとなっており、Ricoh Thetaと同等の解像度となっています。既出のRicoh ThetaやNikon KeyMission360、Gear360と比較して特筆すべき点は、録音機能です。3つのマイクが搭載されており、映画館などで臨場感溢れる音響効果をもたらす5.1チャンネルの録音が可能です。撮影した動画はYouTube360やグーグルストリートビューにアップロードしたり、今後発売が予定されているVRヘッドマウントディスプレイ「LG 360 VR」でVR体験を楽しむ事ができます。

対応スマホは現在のところ、次期最新機種のG5となり、Galaxy S7と同じQualcomm Snapdragon 820がCPUとして搭載されています。

Qualcomm Snapdragon 820

Qualcomm Snapdragon 820は米クアルコム社が開発した次世代チップセットで、前述のGalaxy S7/S7 edgeやLG G5などに搭載されます。Snapdragon 820では、前世代「Snapdragon 810」で使用されていたARM製の64bit CPUコア「Cortex」から独自カスタム設計の64bit CPUコア「Kryo(クライオ)」が採用されました。Snapdragon 810と比較して、CPU性能は最大2倍、電力効率は最大2倍まで向上し、GPUは「Adreno 530」、モデムは「X12 LTE」などが組み合わされています。通信性能も大幅に向上し、4Gネットワークでは下り600Mbps/上り最大150Mbpsの性能で、4K動画再生やストリーミング再生の負荷が軽減されます。

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